こんにちは、@勇者コインです。
仮想通貨の市場は年末から年始にかけた盛り上がりから、かなり冷え切って相場も落ち込んでる状況。
一番盛り上がってきた時期に参入してるとかなり苦しいですよね。
今回の記事では仮想通貨に関するキーワードを、キーワードごとに今までから現在のトレンドの傾向をみて分析を行いました。
海外と日本でも検索されてる割合が違ったり、通貨によっても検索量が異なりますし、上昇傾向の通貨もありました。
このデータが参考になれば幸いです。
Googleトレンドで仮想通貨のトレンドをウォッチ
Googleトレンドを使って仮想通貨のキーワードをどれくらい調べられているのか見てみました。
グーグルで検索されてるキーワードがどれくらいの人に検索されてるのか調べられるツール。(2004年から現在までの期間を指定可能)
0~100の数字で検索の割合が表せれており、対象期間ごとに検索割合が調べられます。
その他、能力としては合わせて全国で検索してるのが多い国をランキングで表示。
他にもその検索したキーワードを検索した人が他にどのようなキーワードで検索してるかも分かる優れモノです。
キーワード「仮想通貨」
もちろん日本語なので検索してるエリアはジャパンのみ。
イイ感じで下がってますね。
一番尖ってるお山は1月28日~2月2日の検索期間です。
ちょうどコインチェックの騒動が1月26日にあったのでそこから物凄い勢いで広まって、この状況。
そこから一気に下降して、3月末の時点の検索ボリュームは2017年11月末から12月初旬と同じくらいまで落ち込みました。
検索数はなだらかになってきましたが、まだ少し下を向いてますね。
- コインチェック騒動から爆下がり
- 現在の検索数は2017年11月末~12月初旬と同程度
キーワード「cryptocurrency」
そして英語圏であればこちらで検索されてるであろうキーワード「cryptocurrency」。いわゆる暗号通貨の英語版。
日本と少しお山の形が違くて、日本のコインチェック騒動がある前から下降傾向でした。
仮想通貨 | cryptocurrency | |
2018年1月7日~1月13日 | 82 | 100 |
2018年1月14日~1月20日 | 76 | 92 |
2018年1月21日~1月27日 | 78 | 55 |
※該当期間のキーワードのボリュームを0~100の割合で算出
3月末現在の検索割合は、2017年11月19日~11月25日の時期とほぼ同じくらいまで下がってます。
日本の方は現在の検索割合が12月初旬に差し掛かかるくらいまであるので、日本の方が海外よりも少し盛り上がりがあるようです。
- 「cryptocurrency」のキーワードはコインチェック騒動前から下落傾向だった
- 現在、日本よりも検索トレンドが落ちている
キーワード「ビットコイン」
仮想通貨のキーワード同様に順調に下がってきて、今ヨコヨコになってる状況。
2つの山ができてますが、意外にも2017年12月31日~2018年1月6日の期間は下がってました。
もしかしたらこの時期アルトコインが一般層にドカンと広がってきたので、ビットコインの検索ボリュームが低かったのかもしれません。
- 検索数が下落してから現在は横一線の状況
キーワード「bitcoin」
ビットコインの本家キーワード「bitcoin」です。
検索ピークは実は2017年12月17日~12月23日。
そこから下落。
上がったり下がったりを繰り返して、
2018年3月末現在の検索割合は、なんと2017年10月8日~10月14日と同じくらいの検索数。
- 2017年10月8日~10月14日 : 19
- 2017年12月17日~12月23日 : 100
- 2018年3月25日~3月31日 : 18
ピーク時を数字で比べみると、えらい違いがありますね・・・
2018年3月になってからは、上下の動きがなくなり安定してる状況です。
- 「bitcoin」のキーワードは2017年12月23日から下落が始まった
- 現在は2017年10月初旬から中旬くらいの検索数で、落ち着いてきている
キーワード「リップル」
検索数が最も多かった時期は、2017年12月31日~2018年1月6日の1週間。
そこから下落していきました。
今の検索数は昨年5月に爆上がりをした2017年5月14日~20日よりも少ない状況です。
- 2017年5月14日~5月20日 : 36
- 2018年3月25日~3月31日 : 22
ここで当時のXRPの価格と今のXRPの価格をドル建てでみてみたところ、
- 2017年5月17日 : 0.41ドル
- 2018年4月2日 : 0.49ドル
検索ボリュームは当時の2017年5月中旬よりも今は少ないですが、価格に関しては今の方が高い水準を保ってます。
検索が減っても通貨の価値は高いままなので、このことからも新規の人は少なくて、既存の人が握りしめてる可能性が考えられますね。
- リップルは爆上げした5月よりも2018年4月頭の検索数は少ないがXRPの値は高い
キーワード「ripple」「XRP」
意味合いは変わりますが、ほとんどトレンドは変わらなかったのでまとめて記載。
検索キーワードのリップルと同じくピークは2017年12月31日~2018年1月6日の1週間。
2018年3月末時点の検索数は2017年11月末と同程度。
ちなみに「ripple」「XRP」のキーワードは2017年5月にそこまで大きな上げはなかったので、
日本でのみトレンドが沸き起こったということですね。
そして「リップル」よりも「ripple」「XRP」のキーワードは検索割合が少ないので、やはり現状日本人の方が人気というのが分かります。
- 「ripple」「XRP」のキーワードよりも「リップル」のキーワードの検索割合があり、日本人に人気
キーワード「イーサリアム」
次の検索キーワードは「イーサリアム」。
ピーク時から下がってきたのは他の通貨と同じですが、
他の通貨では検索数がヨコヨコ、もしくは下がってたのに対してトレンドが現在、上昇傾向にあります。
全体的にDappsの話が増えてきてるので、イーサリアムに興味を持った人が増えてるのかもしれません。
- 「イーサリアム」のGoogle検索は上昇傾向
キーワード「ethereum」
検索キーワード「ethereum」。
日本人が検索するであろう「イーサリアム」よりも全体的に安定感があります。(ある程度上下はあるにせよ)
検索ワード「ethereum」もイーサリアムと同じく、少し上向きになってるのも分かります。
- 「ethereum」は安定感あり
- 「ethereum」は2018年3月末、少し上向き
キーワード「NEM」
「NEM」はコインチェックの騒動があった辺りの検索がピーク。
2018年3月末現在はかなり落ちていて2017年5月上旬と同じくらいの検索割合に。
現在のNEMの価格は2017年5月中旬と同じくらいまで下がりました。
リップルと違って検索数に比例して価格も落ちてるので、手放してる人も多いのかもしれません。
- 検索割合と共にNEM価格が下落
キーワード「ブロックチェーン」
ブロックチェーンの検索が多かったのは2018年1月末から2月上旬にかけて。
そして2018年4月現在は検索数は安定しており、2017年12月末までの検索数と割合が変わらなくなってきました。
- 「ブロックチェーン」の検索数安定
キーワード「blockchain」
「blockchain」は2017年12月17日~23日が最も多く検索されてましたが、比較的通貨に関連するキーワードと比べると安定してます。
2018年3月末現在、ピーク時と比べると半分ほどに落ちてはいますがされど半分。
- 「bitcoin」のキーワードはピークが100で、2018年3月末現在は18
- 「blockchain」はピーク100に対して2018年3月末現在は46
- ちなみに日本語の「ブロックチェーン」も2018年3月末現在で44
つまりblockchainの技術自体は、暗号通貨そのものと比べても検索エンジンで調べられてるということ。
- blockchainの検索割合はbitcoinよりも安定していて、調べられている
仮想通貨キーワードのトレンド比較グラフ
それでは更に踏み込んで、キーワード同士のトレンドを比べてみたいと思います。
「仮想通貨」と「cryptocurrency」
どちらも検索の割合は違うにせよ、同じような動きはしてますね。
「仮想通貨」のキーワードの方の山のてっぺんはコインチェック騒動があった時期なので、日本だけ検索が多いのは納得。
合わせてBTCのドル価格の推移を見てみると、「仮想通貨」のキーワードよりも「cryptocurrency」に連動してますね。
「cryptocurrency」のキーワード検索数とビットコイン価格はかなり近しいものになります。
ただ最近は検索が減った割にBTCの価格が高いので、仮想通貨に取り組んでる既存の人がアルトからBTCに移行してる?可能性も。
「仮想通貨」と「ブロックチェーン」
仮想通貨とブロックチェーンをグラフにすると、キーワードのボラが全然違いました。
「仮想通貨」のキーワードは一気に昨年末から吹き上がったのに対して、「ブロックチェーン」についてはどちらかというとなだらかなグラフ。
ということは、投機目的で昨年末から年始にかけて人が一気に押し寄せたのがよく分かります。
ブロックチェーンの技術面よりも億り人、儲かるというフレーズが先行したのでしょう。
「ビットコイン」と「イーサリアム」と「リップル」
そして仮想通貨の時価総額TOP3のキーワードを比較。
現在は、「イーサリアム」が他の通貨よりも調べられる傾向。
仮想通貨キーワードのトレンドを検証した結果、まとめ
- 2018年4月頭現在「イーサリアム」は検索エンジンで調べられて上昇傾向
- 「ブロックチェーン」「blockchain」のキーワードは比較的安定して、調べられている
- ビットコインの価格は「仮想通貨」のキーワードよりも「cryptocurrency」のキーワード量に連動してる
- 「リップル」は2017年5月の暴騰時よりも検索数が少ないが、価格は高い
仮想通貨はトレンドの動きが早いので、いきなりドカンと上がることもあるし、反対に下がることも。
あくまで2018年4月頭に1年間分を調べた結果ということを念頭に置いてもらえればと思います。